愛媛県の自治体がHPで公表している農業の計画のファイルを巡り、「個人情報の漏えいのおそれ」がある状況が相次いでいます。砥部町、久万高原町に続き、大洲市が24日に発表しました。
大洲市によりますと、市のホームページで公表していたのは、平野地区と上須戒地区の農地の耕作を巡り10年後の担当者を定めるなどした計画と、市内全18地区の目標地図です。
このデータのPDFファイルをダウンロードし、農地の地図のデータをコピーしてワードやエクセルに貼り付けると、耕作する予定者などの個人や団体の名前467件分が確認できるようになっていたとしています。
このファイルが公表されていた期間は3月31日から10月23日まで。砥部町で同じ状況があったことから職員が調べたところ、この手順で個人情報が確認できることが判明し公表を中止しました。この期間中のアクセスは143件で二次被害の報告は入ってないとしています。
原因は「電子ファイルの加工の理解が不足し、誤った方法で処理した」としていて、対象者には文書で謝罪するということです。
今後は公開するデータの確認やチェック体制を強化するなどの再発防止策を講じ、ファイルを再び公開するとしています。
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