アメリカのホワイトハウスは「トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が近い将来に会談する計画はない」と明らかにしました。
ロシアによるウクライナ侵攻終結に向けた進展が見込めないと判断した可能性があります。
ホワイトハウス高官は21日、ルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相による前日20日の電話会談について「実りあるものだった」とした一方で、「両者による対面での追加の会談は不要だ」と説明しました。
ウクライナ侵攻終結をめぐる隔たりが大きかったとみられます。
ホワイトハウスはまた、米露の外相による電話会談を踏まえて「トランプ大統領が近い将来にプーチン大統領と会談する計画はない」と明かしました。
トランプ氏は10月16日に行われたプーチン氏との電話会談の後、2週間以内にハンガリーで対面での会談を行うと表明していましたが、早期に会談を実施しても進展が期待できないと判断した可能性があります。
トランプ大統領は17日、ロシアによるウクライナ侵攻終結をめぐり「今の戦線で即時停戦」させる考えを示しましたが、ロシア側はこの条件に難色を示しています。