やんばるの希少な生き物たちが生息できる環境づくりについて考えるシンポジウムが名護市で開かれました。
シンポジウムでは、国の特別天然記念物ノグチゲラなどやんばるの希少な生物が名護市内の森で生息するために必要な事について専門家や地域の人たちが意見を交わしました。
名護市では数十年姿を見せていなかったノグチゲラが、2023、24年に次いで今年2月にも確認されるなど、このところ続けて姿が見られるようになっています。
沖縄生物学会会員 安座間安史さん:
名護岳はもしかすると街から5分で散歩しながらノグチゲラが見られる、そういう森に変わる可能性が大だということです
このほか、今年新たに名護市でヤンバルクイナの姿が確認されたことも発表されました。
専門家は、多様な生き物たちが名護市の森で生息するには繁殖域の確保と共に、マングースと野ネコの対策が必要不可欠だとして引き続き保全活動や調査を進める方針です。