閉幕した大阪・関西万博でシンボルになっていた「大屋根リング」の木材パネルが、愛媛県に無償で譲渡され、来年開催される全国植樹祭で再利用されることが20日までに分かりました。

「大屋根リング」は大阪・関西万博のシンボルで、世界最大の木造建築物としてギネス世界記録にも認定。CLTと呼ばれる強度に優れた大型の木材パネルが屋根の部分に使われていて、その8割が愛媛産の木材で作られていました。

愛媛県によりますと、松山市で来年5月に開かれる全国植樹祭で、このCLTパネルを再利用できないか博覧会協会へ働きかけた結果、パネル18枚の無償譲渡が決まったということです。

パネルは1枚が長さ8.2メートル、幅2.4メートルの大きさ。全国植樹祭の会場で天皇皇后両陛下が歩かれる道や出演者が登壇するステージなどに再利用されます。

中村知事は「森林資源の循環利用を目に見える形で示すとともに、愛媛の林業、木材産業の魅力を全国へと発信したい」と意気込みを示しています。

大屋根リングのCLTパネルの譲渡は全国第一号ということです。

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テレビ愛媛
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