去年9月、広島市で起きた道路の陥没事故をめぐり、きょう事故があった現場で地盤沈下の現状や復旧工事の様子が、初めて公開されました。

18日の住民説明会は、去年9月に陥没事故が起きた広島市西区福島町の現場で初めて行われ、参加した住民約30人に対し復旧工事の概要などが説明されました。

その中で、事故現場周辺で確認されている地盤沈下について、対策工事により軽減されたものの、この2カ月程で約1~2mm沈下が継続していることが報告されました。

これを受け広島市などは、モニタリングを続けながら専門家の意見を聞き、引き続き原因の解明に努めたいとしています。

広島市管路課の松田英士建設担当課長は「今後もモニタリングは当然継続しつつ、沈下の継続がなぜなのか、調査をしてしっかりと対策を進めていきたい」と述べました。

また、市は損傷した下水道管の復旧工事を完了し、今後は事故の原因とみられているシールドマシン内の調査を実施するため、準備工事を始めると明らかにしました。調査には少なくとも2年ほどかかるとみられています。

テレビ新広島
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