21日に行われる見通しの首相指名選挙。
自民・維新の連立をめぐる政策協議の進展は。
17日午後3時ごろの自民党本部。
自民党・高市総裁:
(Q.政策協議は順調ですか?)頑張っていきます。
日本維新の会との2度目の政策協議に臨む高市総裁に、維新の吉村代表が突きつけた連立参加の絶対条件。
「国会議員の定数1割削減」という高いハードルに、緊張感が漂う協議の行方は。
日本維新の会・藤田共同代表:
結論としては、今回の協議について大きく前進した。(Q.(首相指名で)高市さんの名前書くことも大きく前進か?)あ、そうですね。
協議の後、藤田共同代表は定数削減も含め、「まだいくつか整理しないといけないことがある。合意を確約できるところまでは来ていない」と述べました。
一方、立憲民主党・国民民主党との野党3党での統一候補擁立協議からは離脱する考えを示しました。
日本維新の会・藤田共同代表:
(国民民主党)玉木代表、(立憲民主党)野田代表の名前を書くという形での連携はおそらく難しい。
自民・維新両党は今後、維新側が最終期限としている20日に結論を出すため、詰めの協議を行う方針です。
自民党・小林政調会長:
限られた日数ですので、しっかり詰め切っていきたい。
自民党・高市総裁:
先ほど小林政調会長が本日の協議については会見されたと思います。それがすべてでございます。
一方、野党は維新の政策協議の姿勢に対し。
立憲民主党・野田代表:
政治資金の問題についてうやむやにして次のテーマ「定数削減」というのは順番が間違っていると思う。
国民民主党・玉木代表:
連立政権ありきの条件だったのではないかと思われる。
21日に行われる見通しの首相指名選挙。
維新が野党3党協議から離脱する考えを示したことで、自民党が維新と合意に至らない場合でも、高市総裁が首相に選出される可能性が高まっています。