秋田県大館市のこども園の園児たちが17日、新米を使ったきりたんぽ作りに挑戦しました。炭火でこんがり焼き上がったきりたんぽに、園児たちは大満足の様子でした。
きりたんぽ作りに挑戦したのは、大館市の南が丘こども園の園児53人です。
17日は県産あきたこまちの新米5キロが用意され、はじめに炊き立てのご飯をきねと臼で半分だけつぶし“半殺し”の状態にしました。
室内に移動した園児たちは、つぶしたご飯を秋田杉の棒に巻き付けていきました。はじめは苦戦していた子どもたちですが、小さな手で一生懸命たんぽの形に整えていきました。
そして、「おいしくなあれ」と声をかけながら、たんぽをじっくりと炭火で焼いていきます。
こんがりと焦げ目がついたら、みんなでちぎって鶏ガラのだしたっぷりのスープに入れ、きりたんぽ鍋の完成です。
いつもとは違った特別な給食に箸が止まらない子どもたち。なんと5回もおかわりする園児もいました。
自分たちで作ったきりたんぽの味に、大満足の様子でした。
年長の園児は「おいしい。コロコロするのが難しかった」「自分で作ったから、いつも食べているのよりおいしい」と話していました。
南が丘こども園・月居八重子園長:
「地元の味を子どもたちに覚えておいてもらいたいし、大きくなったときに『また食べたいな』と思い出してほしくて開催している」
おなかいっぱい食べて、秋を満喫した園児たち。特別な時間となったようです。