◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ロサンゼルス・ドジャース3-1ミルウォーキー・ブルワーズ 16日(日本時間17日午前7時8分試合開始、ドジャースタジアム)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは16日(日本時間17日)、ブルワーズとホームでリーグ優勝決定シリーズ第3戦に臨み、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場。初回に三塁打を放ち、先制のホームを踏んだ。

地区シリーズでフィリーズを3勝1敗で破って勝ち上がったドジャースと、レギュラーシーズンで両リーグ最多の97勝を挙げてナ・リーグ中地区優勝、地区シリーズでカブスを3勝2敗で下したブルワーズが争う、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ。先発スネルの好投で2-1と接戦で第1戦を制したドジャースは、14日の第2戦でも山本由伸投手(27)が9回1失点で完投勝利を収めて5-1で連勝。大谷にも7回にタイムリーが出ていた。

勝てば3連勝でリーグ制覇へ王手となるドジャースは今季4勝3敗、ポストシーズン2試合に登板し無失点の好投を続けるグラスノー投手が先発。一方のブルワーズは今季5勝2敗の“オープナー”左腕のアシュビー投手が先発を務めた。

大谷は1回表の第1打席、カウント1-2で5球目の外角低めスライダーをうまくバットに乗せてライト線への三塁打で出塁。続く2番ムーキー・ベッツのセンターへのタイムリー二塁打で先制のホームを踏んだ。1死1、2塁で5番エドマンの打席を迎えたところで、ブルワーズは2番手でポストシーズン2勝の“新怪物”ミジオロウスキー投手を早くも投入。エドマン、6番テオスカー・ヘルナンデスと連続三振を奪った。

2回表1死3塁で8番バウアーズにタイムリーが出てブルワーズが1-1の同点に追いつく。

2回裏2死1塁で大谷の第2打席、カウント1-0で2球目の内角低めスライダーを打ってセカンドゴロに倒れた。

5回裏2死走者なしで大谷の第3打席、カウント0-2で3球目の低めカーブを空振りして三球三振。

ミジオロウスキーとグラスノーの投げ合いが続いたが、6回表2死でグラスノーが四球を与えたところでドジャースは2番手ベシアに継投。無失点に抑えると6回裏、ミジオロウスキーから1死1、2塁のチャンスを作り、5番エドマンがセンター前へタイムリーヒット。2-1とドジャースが再び勝ち越したところで、ブルワーズはミジオロウスキーから3番手のウリーベに交代した。

2死1、3塁となって7番マンシーの打席で、投手ウリーベが1塁へけん制悪送球。3塁からフリーマンがホームへ還り、ドジャースが3-1とリードを広げた。

ミジオロウスキーは5回を投げて奪三振9、被安打3、与四球1、失点2、自責点1の成績だった。

7回表2死2塁の場面では、ドジャース3番手トライネンが1番チョウリオを0-2と追い込み、3球目をスイングしてファウルとなったところでチョウリオが右足を負傷。打席途中で代打パーキンスに交代し、カウント2-2まで粘ったが空振り三振に倒れ、チョウリオに三振がつくという珍しい場面もあった。

7回裏2死走者なしで大谷の第4打席を迎えたところで、ブルワーズは4番手の左腕ケーニッグに継投。カウント2-2から5球目の低めカーブを空振りして三振に倒れた。

2点リードのまま迎えた9回表、ドジャースは佐々木朗希投手(23)が5番手で登板。前回登板時は見られなかった160キロ超えの直球が復活し、先頭の5番ボーンを遊撃手ベッツの好守備でショートゴロに打ち取ると、6番フリリックをショートフライ、7番ダービンを三振に打ち取りゲームセット。佐々木はポストシーズン3セーブ目をマークし、ミジオロウスキーに黒星がついた。ドジャースは3連勝で2年連続のリーグ制覇に王手をかけた。

この日は4打数1安打、得点1、三振2の成績だった大谷は、あす17日(日本時間18日)の第4戦に投打二刀流で先発予定。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。