札幌市では10月16日朝、中央区と西区の住宅街で相次いでクマが目撃されました。

 西区山の手から中継です。

「クマが出没した西区山の手5条10丁目の現場です。許可を頂いて中継しています。現場は交通量の多い道道124号、北1条宮の沢通の近くです。この周辺の住宅はどこも山との距離が近く、すぐそばに山が迫っています。クマは住宅からほど近い、この場所で撮影されました。」(福岡 百記者)

 住宅から庭を映すと、立ち上がったクマが。

 「えっ!っていう驚きの方が先で恐怖は二の次だった」(クマを目撃した人)

 16日午前6時30分ごろ「クマが庭でオンコの実を食べていた」と110番通報がありました。

 クマは1頭で体長1メートルほど。すぐに山の方向に立ち去りました。

 現場は、札幌市西区山の手5条10丁目の住宅街。10月9日にも、クマが木の実を食べるなど、1時間ほど居座りました。

 近くの学校は見守り登校に。

 「捕獲も簡単なことではないと思うので仕方ない」(保護者)

 一方、中央区円山西町の住宅街でも朝、クマが目撃されています。

 「これは公園や街路樹などでよく見られるイチイの木になる実で、道内ではオンコと呼ばれています。クマはこの実を食べていたということで、このように木は折れて垂れ下がっています。この周辺の住宅では、こうした赤いオンコの実がなっていて、クマにとってみれば食料源のようになってしまっているように感じました。住民の方はしばらく外に出られないと不安な様子でした。現場では警戒が続いています。」(福岡記者)

北海道文化放送
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