クマによる人的被害や里地への出没が相次ぐ中、長野県議会の有志が阿部知事にクマなどの捕獲や駆除を行う専門の県職員「ガバメントハンター」の設置を求めました。
クマ対策について阿部知事に要望書を提出したのは、県議会の山岳環境保全対策議員連盟に所属する議員です。
人身被害や里地への出没が相次ぐ中、有害鳥獣の捕獲や駆除などを行う専門の県職員「ガバメントハンター」を設置するよう求めました。
駆除などの対応は猟友会や民間に委託していますが、専門の職員を置くことで、県主導で対応しやすくなり、関係機関との調整もスムーズにできるなどのメリットがあります。
県議会山岳環境保全対策議員連盟・宮沢敏文議員:
「核には専門的な知識を持った人、やったことに対して責任を持てる、そういう人がいなければだめだと」
要望を受け、阿部知事は「重要な課題」とした上で早急に対策を講じる考えを明かしました。
阿部知事:
「今いるクマ対策員の中で何人かを特別職の非常勤公務員として10月中に県として任用したい」
県内では、小諸市が全国に先駆けて2011年から設置しています。