「刺繍」もデジタル化? 自分の描いた絵が刺繍に!

自分が簡単に描いた絵から繊細なデザインまで、衣類やカバンなどに刺繍できるミシンを体験できるラボが、名古屋市東区にオープンした。

※動画は「富士山」、「帽子への刺繍」、「Tシャツへの刺繍」、「手描きイラストの刺繍」の速度をあげて編集してあります。

名古屋市東区に9月1日にオープンした「デジタルステッチハウス」。
愛知県春日井市に本社を置く刺しゅう機ミシンメーカー「タジマ工業」のラボで、刺繍機ミシン「TAJIMA SAI 彩」を使った刺繍の体験ができる。

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「彩」は、工業用の刺繍機を小型化し、繊細なデザインを早く美しく刺繍できるミシンだ。

デザインはPCの専用ソフトで「彩」に転送する。

手書きで描いた絵も簡単に刺繍することができる。

「彩」で刺繍した富士山は、赤や白、青など8種類の糸を使って刺繍した。

これをグリーティングカードにしたり、フレームに入れて絵画のように飾ってもオシャレ。この会社では、外国人の方にもこうしたグリーティングカードを送っているが、とても喜ばれているとのこと。

さらに帽子。

靴や靴下。

当然、Tシャツにも刺繍できる。

タジマグループは、愛知県春日井市で1944年に創業した刺繍機メーカーで、製品は130以上の国で使われている。事業所は日本以外にも、ロサンゼルスとマルセイユにもあるワールドワイドな企業だ。

また、スパンコールやビーズなどを縫い付けられる刺繍機も扱っている。

「彩」は主にアパレルやスポーツ用品店、雑貨店などで使われていて、価格は87万円だが、東区の「デジタルステッチハウス」で、体験することができる。

デジタルステッチハウスは、金曜日と日曜日を除く午前10時から午後5時の営業。個人でも企業でも刺繍に関する相談ができたり(無料)、「彩」の刺繍デザインの作り方や、本体の使い方の講座(無料)、体験でバッグを作ったり(1980円)、繊細なデザインを刺繍する講座(1980円)などがある。デジタルステッチのHPで申し込みが可能。

タジマ工業では、刺繍を身近に感じてもらおうと、これまでにもショッピングモールやカフェで子供たちやアパレルのデザイナーに「彩」を体験するイベントなども開いていて、担当者は、「デジタルステッチハウスでオリジナルの刺繍を手軽にできることを知ってほしい」と話している。

(東海テレビ)

東海テレビ
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