「動物愛護週間」にあわせ「ご長寿犬」の表彰が9月23日、長野市保健所で行われた。小型・中型犬の最高齢は20歳5カ月の「虎太郎」。飼い主は子育てに寄り添い支えてくれた愛犬に感謝、「これからも穏やかに一日一日過ごしてくれたらいいな」と話しかけた。
人間だと90歳を超える「ご長寿犬」
飼い主と一緒に長野市保健所にやって来たのは、人間だと90歳を超える「ご長寿」の犬たち。
「ご長寿犬」の表彰は動物愛護週間に合わせ、市と県の動物愛護会が10年前から行っている。
今年は市内から62組の応募があった。

このうち、大型犬の最高齢は17歳7カ月。
小型・中型犬の最高齢は20歳5カ月の「虎太郎」。人でいうと100歳近いおじいちゃんだ。

飼い主の松井由佳さんは、「食いしん坊で、食欲もしっかりあるところが頼もしい。生きている力強さを感じる」と話す。
子育てに寄り添い支えてくれた愛犬
実は19年前、NBSみんなの信州のコーナー「わが家のあいどる」にも出演してくれた。当時は元気いっぱい。外で遊ぶのが大好きだった。

松井さんはその後、結婚、出産した。
「子育ての伴走者としていてくれたことに感謝しています」
子育てに寄り添い支えてくれた虎太郎。
「穏やかに一日一日過ごして」
「(長生きの秘訣は)家族の愛情ですかね。最近はできないことも増えてきて介護しなきゃいけないところもあって、穏やかに一日一日過ごしてくれたらいいなと」と、松井さんは優しい顔で虎太郎を見つめた。

ご長寿は、愛情と日々の健康管理の積み重ね。
長年を共にしてきたそれぞれの絆に、温かい拍手が送られた。
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