トルコ西部の古都ブルサで、無人の車が宝石店に突っ込む瞬間がカメラに捉えられた。店内はまるで強盗に荒らされたかのような惨状で、ガラスケースや商品が散乱する事態となった。幸い定休日でけが人はいなかったが、日本円で約177万円相当の被害が出たという。原因は運転手のサイドブレーキかけ忘れ…だった。

宝石店を襲った“無人の暴走車”

トルコの古都・ブルサにある宝石店の少し開いた扉から見えたのは、まるで強盗に荒らされたような店内だ。

散乱する宝石店の店内(IHA)
散乱する宝石店の店内(IHA)
この記事の画像(11枚)

シャッターは大きくひしゃげ、ガラスケースから引き出しは飛び出し、床には商品とみられるものが散乱している。

さらに、店の惨状に従業員とみられる男性が呆然とする様子もうかがえる。この店で何が起こったのか、防犯カメラがその一部始終を捉えていた。

暴走の原因は“サイドブレーキのかけ忘れ”

男性が通路から出てきた次の瞬間、左からやってきたのは、猛スピードで坂道をバックする赤い車だ。

車が宝石店に突っ込んだ瞬間(IHA)
車が宝石店に突っ込んだ瞬間(IHA)

赤い車は、勢いそのままに店に突っ込んだ。衝突直前、通路から出てきた男性も「止まれ!」と言わんばかりに、車を指さしていた。

実はこの車は「無人」で暴走していた。坂道に停車していた車のサイドブレーキを運転手がかけ忘れ、車が動いてしまったのだ。

幸いこの日、宝石店は定休日だったためけが人などはいなかったが、日本円で約177万円の被害が出たという。
(「イット!」 10月2日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)