福井市の岩永靴店が事業を停止し、近く福井地裁へ自己破産を申請することが分かりました。
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、同社は1927年(昭和2年)に創業し1989年に法人化された靴店で、福井市役所の近くに「リーガルシューズ福井店」を構えていました。
「リーガル」や「ハッシュパピー」などのブランド靴や服飾雑貨を販売し、靴の修理なども手掛けていました。また、幼稚園や小学校などへシューズやスリッパなどを販売し、2018年7月期には年間約3500万円の売り上げを計上していました。
しかし、集客力の低下、ネット販売やショッピングモールの台頭で売り上げが低迷し、少子化による学校からの受注減もあり業況が悪化。改善が見込めず先行きの見通しが立たないことから事業を停止し、近く福井地裁に自己破産を申請するとみられます。
負債総額は分かっていません。
