荷物の扱いめぐり口論…解雇の“恨み”で犯行か

フードやマスクを自ら外し、車内でピースサインをする男。

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9日、検察庁に身柄を送られた筧真一容疑者(46)だ。

事件は10月6日、神戸市にあるヤマト運輸の配送センターで発生。
元従業員である筧容疑者は、刃物を持って配送センターに押し入り、60代の男性従業員を刃物で殺害しようとした疑いが持たれている。

また、従業員の廣野真由美さん(47)が腹などを刺されて死亡している。


事件前日、二人の従業員との作業中に、男性従業員から「荷物の扱いが雑だ」と注意を受け口論となったという筧容疑者。
筧容疑者はこの日のうちに解雇。このとき仲裁に入ったのが、死亡した廣野さんだったという。

事件前日の午後6時ごろ、筧容疑者は神戸市内のホームセンターで凶器に使用したとみられる包丁2本と木製のバットなどを購入。

廣野さんと男性従業員をそれぞれ別の包丁で襲うなど、強い殺意があったとみられている。

逮捕後、筧容疑者は「事件前日のトラブルが原因でクビになった。二人とも殺すつもりだった」と供述。
また、「荷物や車、職場のパソコンを壊すつもりだった」とも供述しているという。

また、筧容疑者について、職場の関係者は「過去にも勤務態度や荷物の扱い方で問題になっていた」と警察に話しているという。

警察は解雇をめぐる一連のトラブルで一方的に恨みを募らせたとみて、廣野さんの殺害についても追及する方針だ。

(「イット!」10月9日放送分より)