福井市中心部で整備が計画されている「福井アリーナ」について福井市議会は25日、
アリーナ建設に向けて事前の調査を行うための予算案を可決。現段階では、整備を進めることを認めました。
福井市は9月補正予算案に、建設予定地となる東公園の埋蔵文化財の調査や周辺道路の整備を検討する費用として1億7000万円余りを盛り込んでいます。このうち1億5700万円は、アリーナ計画を進める経済界が負担します。
9月市議会は最終日の25日、この予算案を賛成多数で可決しました。
西行茂市長：
「率直にうれしい。いろんな課題あるが、これがスタートになる。一歩は前に出たかなと思う」
最大会派・一真会の青木幹雄会長：
「議会としてはまだまだ不安あるが、市長の思いを追認し現状としては前に進める。これから、どんどん課題が出てくるとは思う」
これで市議会は、アリーナ整備に向けた調査を認める形となり、市は早ければ年内にもアリーナ建設予定地の発掘調査を始める方針です。
ただ、計画の透明性や市民の十分な理解、市の費用負担など課題は山積しています。
