高松市の中心部を円のように囲む、高松環状道路の整備について、国は、3つの案から産業道路周辺を通るルートに決めました。

高松環状路路は、高松市内の渋滞緩和などを目的に計画されたもので、市内中心部を円のように囲む全長約40キロの道路です。

国は、高松市檀紙町から福岡町までの約10キロの区間を対象に、3つのルート案を示し、協議を進めてきましたが、今回、県道176号線、通称「産業道路」や、高松市と坂出市を結ぶさぬき浜街道を通るルートに決めました。

ほかのルートと比べて、渋滞緩和の効果や生活環境への影響が少ないこと、臨海部に集中する防災拠点と高速道路へのアクセスが確保されることなどが理由です。全線バイパス化し、新たに建設するもので、事業費は、約2400億円から2700億円を見込んでいます。

国は今後、県などと連携しながら、事業化に向けて詳細なルートを協議していくことにしています。香川県の池田知事は、「示されたルートは県として最適であると考えている。早期の事業化を国に働きかけたい」とコメントしています。

岡山放送
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