石破総理大臣の退陣表明に伴う自民党総裁選が告示され、5人による選挙戦に突入しました。
逆風が続く自民党の新たなリーダーに何を求めるのか、県選出の国会議員の反応です。

総裁選に立候補したのは、届け出順に小林鷹之元経済安全保障担当大臣(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗前経済安全保障担当大臣(64)、小泉進次郎農林水産大臣(44)の5人です。
総裁選は、国会議員の295票と全国の党員・党友による党員票295票のあわせて590票で争われ、22日から12日間の選挙期間を経て、来月4日に投開票が行われます。
県選出の国会議員は誰に1票を投じるか、22日に東京で聞きました。

Q誰に投票する予定?
*衆議院富山2区選出 上田英俊議員
「茂木敏充さんを応援したいと思っている。国内では生活を苦しめている物価高や海外に目を転じた場合にはトランプ関税に象徴されるような通商政策をどうしていくのか様々な経験、実績を積んで結果を残してきた茂木さんが最も適任だと考えている」

*参議院富山選挙区選出 野上浩太郎議員
「候補者が出揃いましたので、これからの論戦を通して決めていきたい。物価高や安全保障外交など国内外で様々な課題に直面する中で、いかにしてリーダーシップをもって責任あるかじ取りをできるか骨太の論戦を期待したい」
一方、衆議院富山1区選出の田畑裕明議員は、前回の総裁選に続いて、小林鷹之氏を応援すると表明し「世界をリードする日本を再興するとの政治ビジョンに賛同する」コメントしました。
また、内閣官房副長官で衆議院富山3区選出の橘慶一郎議員は、取材に対し「コメントを出す予定はない」として投票予定先を明かしていません。
一方、自民党県連は県内の2万3819人の党員・党友に向け、投票用紙を発送しました。

投票資格を持つのは2年以上党費を納めている人で、1年前の前回の総裁選と比べ、3300人余り減りました。

投票は郵送で行われ、来月4日の投開票日の前日3日までに届いた投票用紙が有効となります。
今回の総裁選について、自民党県連の宮本幹事長は。

*自民党県連 宮本光明幹事長
「今回特に、自民党が少数与党だという意味では、今後の政権運営をどう担っていける人がなるのかということがいちばん大きな争点かと」
県連としては、7月の参院選で現職が落選、若年層の自民党離れなども課題となるなか、今後の期待感も示しました。
*自民党県連 宮本光明幹事長
「どなたが総裁になられたとしてもこれからの日本の国を支えていく若い世代に対するアプローチや政策については相当幅広く打ち出されていくんじゃないかという期待感」
一方、街の人は…。


*50代 会社員
「今の物価に対してちゃんと賃金が追いついてうまくいけば、国が回っていくと思う。そのズレは国政としてどうやっていくのが気になる。」
*50代 会社員
「芯が通っていることと実績、後はぶれないこと。一番しっかりされた方だと思う」
*60代 医師
「今までの方針と政策と変わった所がないといけないが、強引性もないといけないと思う。」