暦の上では秋ですが、9月中旬になっても厳しい残暑が続いています。そんな中、ファッション業界もこの気象に合わせた取り組みを進めています。色や素材で秋を楽しむトレンドを取材しました。
まずは、県民に秋のファッションについて聞きました。
「秋服はまだ買っていない。まだ夏の気分でいる」
「まだまだ暑いので買っても着られない。」
「もっと涼しくなったら着たい。オシャレしたい」
“暑いけど秋も楽しみたい”そんな声が多く聞かれました。
福山千奈アナウンサーが向かったのは、福井市中心部にある西武福井店。
店員が紹介してくれた秋のブラウスは「こちらは秋の新作で、綿とポリエステルで透け感のある素材。涼しく過ごしながらも色で秋を楽しめる」という。
福山千奈アナウンサー:
「秋服と聞くとジャケットや薄手のニットを想像するのですが…」
西武福井店・川上ひとみさん:
「まだまだ暑い日が続いて10月上旬まで半袖を着る日もあると思う。そういった中で透け感があって涼しく、機能性がありながら秋を楽しめる新商品を取り揃えている」
ブラウスやTシャツなどの涼しさを保つ素材を使いつつ、ブラウンやカーキなど秋らしい色合いや重ね着などのデザイン性を取り入れた洋服が並びます。
暦の上では秋ですが、体感はまだ夏。長引く残暑について村田光広気象予報士は「9月の真夏日の数は、平年比でここ5年くらいはかなり多い。特に去年は記録的な猛暑となり平年の約3倍となった」と話します。
やはり体感だけでなく、データでも季節外れの暑さが裏付けられています。
気候の変化で四季があいまいになる中「季節感」と「快適」さを両立させるファッションが主流になりつつあるようです。