福井県は、土地取引の目安となる地価調査の結果を発表しました。北陸新幹線の開業効果が続いていて、福井と敦賀の商業地では去年を上回る上昇幅となりました。
 
地価調査は、毎年7月1日時点の土地の価格を都道府県が調べるもので、県内では21地点が対象です。
 
今年の変動率の平均はマイナス0.5と1996年以降、30年連続で下落しましたが、去年より14地点多い56地点で地価が上昇し、下落幅は5年連続で改善しています。
 
商業地の平均価格は福井市がプラス1.4%、敦賀市がプラス0.6%と、ともに去年を上回る上昇率で、北陸新幹線の開業効果が持続しています。
 
最も上昇率が高かったのは、3年連続で福井駅西口の福井市大手2丁目でした。
 
調査にあたった不動産鑑定士の山岸範之さんは「北陸新幹線が開業して以降、そこそこの水準を保っている。福井駅周辺の再開発も継続しているため今の状況がしばらく続く」と話しています。
 
一方、住宅地の平均価格では永平寺町が2001年以来、24年ぶりに上昇に転じました。

福井テレビ
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