富山県内でクマの出没が相次ぐなか、富山市の細入地区では保育所の周りで秋に実がなる樹木の伐採作業が行われました。

樹木の伐採が行われたのは富山市楡原の「ほそいり保育所」の周辺です。


周りにクマが好むオニグルミとミズキの木があることから保育所が富山市に相談していました。

伐採は市のクマ対策の補助金を活用し、クマの生態に詳しい県自然博物園ねいの里の赤座久明さんをら細入自治会の会員たちが保育所のそばにあるオニグルミとミズキを伐採しました。

県内の森では今年、ブナが凶作、ミズナラとコナラが不作で、エサを求めるクマが平野部で出没する恐れがあり、県は今月4日に「ツキノワグマ出没警報」を発令し、対策の徹底を呼びかけています。