実りの秋を迎える今、注意しなければいけないのは農作物の盗難被害です。秋は農作物の盗難被害が増えることから、農業関係者は警戒を強めています。
農作物の盗難に対する警戒強化に取り組んでいるのは、ナシやブドウなど県内有数の果樹産地・新潟県三条市代官島地区です。
【記者リポート】
「秋の収穫時期を迎えるにあたり、盗難を防止する看板を設置しているということです」
代官島地区では、JAえちご中越と連携して立て看板を設置しているほか、夜間にパトロールを実施するなど農作物の盗難防止に努めていると言います。
【代官島出荷組合 石黒貴之 支部長】
「こういった看板を設置することで、地域一丸となって収穫物を守っていこうという気持ちになる」
8月、新潟市南区でシャインマスカットやブルーベリーの盗難被害が発生したことを受け、関係者は警戒を強めています。
【代官島出荷組合 石黒貴之 支部長】
「白根地域でいうと隣の地域になるので、いつこの地域が狙われるとも限らない。怒りを感じるとともに、気をつけなければならないと思っている」
県警によりますと、農作物の盗難被害は今年、5月末までに22件認知され、被害総額は32万5000円にのぼるということです。
JAえちご中越は生産者に対し、センサーライト・防犯カメラなどの防犯用品の活用や不審者・不審車両を目撃したら110番通報することなどを呼びかけています。