石破首相が記者会見を開き、「アメリカの関税措置への対応に区切りがついた」などとして退陣する意向を表明しました。
石破首相の辞任表明を受けた与党幹部の反応です。
自民党・森山幹事長:
(幹事長として)総裁を支えきることができなかったことを大変申し訳なく思います。
石破首相を支えた自民党の森山幹事長は政権の実績として、関税措置を巡る日米の合意や地方創生への取り組みなどを挙げました。
公明党・斉藤代表:
この約1年間、いろいろな成果をあげてこられました。「ご苦労さまでした」と申し上げたい。
一方、公明党の斉藤代表は9月2日に石破首相と会食した際、「衆議院の解散だけは絶対認めることはできない」と伝えたことを明らかにしました。
立憲民主党・野田代表:
(石破首相が)やりたいことはいろいろあったんでしょうけど、残念ながらそれは党内基盤が弱い分、思い切ってできなかったという意味では、常に葛藤を持ちながらの総理在任中のご苦労であったろうと。
野党側では、立憲民主党の野田代表が「総裁選でさらに政治空白が続く」として、早急に国会の召集を要求する考えを示し、日本維新の会の藤田共同代表も「自民党内の政局が続き政治空白が続くことは、国のためにならない」と指摘しました。
また、国民民主党の玉木代表は、新たな政権は「まず物価高対策にしっかり取り組むべきだ」と述べました。
共産党の田村委員長は、石破首相の後任に「誰がなろうと自民党は変わらない」としています。