台風15号が四国に接近しています。
宮崎県では線状降水帯が発生するなど、大雨による土砂災害や河川の増水に厳重な警戒が呼び掛けられています。
台風の接近による激しい雨。
映像は4日午後7時過ぎの宮崎・延岡市の様子です。
気象庁は午後6時57分、宮崎県の北部平野部に線状降水帯発生情報を発表。
降り続いた雨によりアンダーパスが冠水し、通れなくなっていました。
台風15号は午後11時30分現在、四国に接近していて、この後、上陸する可能性が高くなっています。
その後、5日夜にかけて紀伊半島や東海、関東の沿岸部に沿うように進む見込みです。
断続的に雨が降り続く高知市。
百貨店の高知大丸は台風接近に伴い、通常より2時間早い午後5時に閉店しました。
雨は、台風から離れた関東でも。
千葉・船橋市では午後、局地的な激しい雨によって道路が一時完全に冠水。
千葉・旭市では、午後2時までの1時間に約100mmの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
この後、雨のピークは四国や近畿は5日の明け方まで、東海は昼前までで、線状降水帯が発生する恐れもあります。
関東は日中が雨のピークで非常に激しい雨が降る見込みです。
5日夕方までの24時間予想降水量は多い所で、東海で300mm、四国・近畿で250mm、関東・甲信で200mmなどとなっています。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。