4日午前、北アルプス槍ヶ岳の熟達者向けコースで埼玉県の71歳男性が滑落し、ヘリで救助されました。
遭難したのは埼玉県上尾市の71歳の男性です。
男性は4日午前11時過ぎに槍ヶ岳の北鎌尾根の標高2800メートル付近で滑落し、消防に救助を要請しました。「15メートルほど滑落した」と話していたということです。
午後1時過ぎに長野県の消防防災ヘリが男性を救助して松本市内の病院に搬送しましたが、尾てい骨を折る重傷ということです。
警察によりますと、男性は9月2日に長野県安曇野市の登山口から単独で入山し、6日に下山する予定でした。
槍ヶ岳には東西南北に伸びる4本の尾根があり、中でも北鎌尾根は狭く険しい岩場が続く熟達者向けのルートで、たびたび滑落事故が起きています。