台風が迫る高知市。
人気観光地の桂浜から人の姿は消え、ひっそり。
管理事務所スタッフ:
早めに閉じました。もっとやりたかったが、台風の情報で。
台風15号は5日にかけて九州から四国に最も接近した後、進路を変え、西日本から東日本の太平洋側の沿岸を東に進み列島を横断する恐れがあります。
関東にも5日に最接近する見通しで、記録的な大雨への警戒が高まっています。
4日午後3時、高知・土佐市も激しい雨に。
台風が接近する中、お遍路巡りを続けていたのはドイツから来たという観光客でした。
ドイツから:
お遍路です。きょうは36番(青龍寺)に。でも天気は悪い。(Q.あしたは?)34番(種間寺)。
大雨の中でもお遍路巡りを続けるといいます。
激しい雨と、時折吹く突風で街路樹が揺れていた午後の宮崎市。
大粒の雨が路面に打ち付け、街は一面が白くかすんでいました。
さらに、朝から断続的に激しい雨が降り続き、市街地では道路の冠水も見られました。
午後になると、台風接近とともに再び雨脚が強くなり、道路脇の排水溝から雨水があふれ出す様子も。
宮崎県では、一部の地域で避難指示が出ました。
5日明け方にも、四国に上陸する恐れもある台風15号。
大気の状態が非常に不安定で、台風から離れた首都圏でも局地的に大荒れの天気となっています。
高速道路の高架下を滝のように流れ落ちる大量の雨水。
これは、正午過ぎの千葉・船橋市の映像です。
大型ショッピングモール前では道路が完全に冠水。
濁流で埋まった道路をゆっくりと車が通るたびに、大きな水しぶきが上がっていました。
冠水した現場へと向かうと、水は引いたものの、係員が復旧作業に追われていました。
千葉・旭市付近では、午後2時までの1時間に約100mmの猛烈な雨となり、災害が発生する危険が迫っていることから、気象庁と千葉県は銚子市と旭市に土砂災害警戒情報を発表。
そして、雨は東京でも。
練馬区でも突然の激しい雷雨となり、スーパーの軒先から大量の雨水が。
買い物客もずぶぬれになりながらの品定めです。
暖かい空気の影響で、大気の状態が不安定となり、台風から離れた地域でも局地的な激しい雷雨となりました。
東京都心でも朝から激しい雨音を立てて道路を雨粒が打ち付けます。
江東区では午前6時半までの1時間に約100mmの猛烈な雨が降ったとして、記録的短時間大雨情報が発表されました。
東京・小平市を走る新青梅街道でも路面の一部が冠水。
車はスピードを落とし、慎重に走行していました。
首都圏随一の観光地・神奈川県の箱根町でも観光に訪れた人たちがゲリラ雷雨で足止め。
大涌谷では、強風が吹き荒れ、傘がひっくり返ってしまう人の姿も見られました。
ハワイから来たという女性は「景色がよく見えない。残念です。もっときれいな景色が見たかった。台風なの?知らなかったわ!」と話しました。
台風15号の接近により、近畿や東海・関東などでは、5日にかけて活発な雨雲がかかる見込みです。
広い範囲でさらに雨量が増える恐れがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに厳重な警戒が必要です。