北アルプスの船窪岳で4日、縦走中の大分市の40歳の男性が滑落し、肋骨を折る重傷で長野県のヘリに救助されました。
遭難したのは大分市の40歳の医師の男性です。
男性は9月4日午前8時ごろ、船窪岳の標高2300メートル付近で登山道から8メートルほど滑落したということです。
自分で119番通報し、午前10時40分過ぎに長野県の消防防災ヘリに救助され、松本市内の病院に搬送されました。肋骨を折る重傷ということです。
警察によりますと、男性は8月31日に単独で長野県小谷村の栂池登山口から北アルプスに入山し、白馬岳や鹿島槍ヶ岳を経由して南下、大町市に下山する4泊5日の縦走中でこの日が最終日だったということです。
船窪岳周辺のルートは浸食が進んでいて、登山の際は十分な注意が必要です。