熱帯低気圧が12時間以内に台風に発達して九州北部に接近するおそれがあることから気象台は、福岡県では4日昼すぎから夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒するとともに、4日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意するように呼びかけています。
気象台によりますと、熱帯低気圧は3日午後3時には南大東島の南南東にあって1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。
熱帯低気圧は今後発達しながら北北西へ進み、12時間以内に台風となって4日午後には九州北部地方に最も接近する見込みです。
また九州北部地方では引き続き4日にかけて高気圧周辺の暖かく湿った空気や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
このため福岡県では4日昼すぎから夜のはじめごろにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあり、雨雲が予想以上に発達した場合には大雨警報を発表する可能性があります。
また、4日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあるということです。
4日の1時間降水量は多いところで、
福岡地方 40ミリ
北九州地方 40ミリ
筑豊地方 40ミリ
筑後地方 40ミリ
4日午後6時までの24時間に降る雨の量は多いところで、
福岡地方 80ミリ
北九州地方 80ミリ
筑豊地方 80ミリ
筑後地方 80ミリ
その後、4日午後6時から5日6時までの24時間に降る雨の量は多いところで
福岡地方 50ミリ
北九州地方 50ミリ
筑豊地方 50ミリ
筑後地方 50ミリ
とそれぞれ予想されています。
風の予想です。
4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
福岡地方の沿岸の海域 15メートル (25メートル)
北九州地方の響灘 15メートル (25メートル)
北九州地方の瀬戸内側 15メートル (25メートル)
筑後地方の沿岸の海域 15メートル (25メートル)
陸上 12メートル (25メートル)
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
福岡地方の沿岸の海域 15メートル (25メートル)
北九州地方の響灘 15メートル (25メートル)
北九州地方の瀬戸内側 15メートル (25メートル)
筑後地方の沿岸の海域 12メートル (25メートル)
陸上 15メートル (25メートル)
となっています。
波の予想です。
4日に予想される波の高さは
福岡地方の沿岸の海域 2.5メートル
北九州地方の響灘 2.5メートル
北九州地方の瀬戸内側 1.5メートル
筑後地方の沿岸の海域 1.5メートル
5日に予想される波の高さ
福岡地方の沿岸の海域 2.5メートル
北九州地方の響灘 2.5メートル
北九州地方の瀬戸内側 2メートル
筑後地方の沿岸の海域 1.5メートル
となっています。
気象台は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するとともに、強風や高波、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてほしいとしています。