愛媛県松山市にある県立農業大学校で2日、農作業中の事故を想定して現場の状況をライブ映像で消防に通報する訓練が行われました。

訓練は去年4月に導入された新しい通報システム「ライブ映像119」を活用。農業大学校で授業中に学生の足が耕運機にはさまり、出血を伴う大ケガをした想定で行われました。

職員が119番で消防に通報し状況を説明すると、消防からショートメッセージが届き、URLを開くと映像の送信を開始。消防は画面越しにけがの様子を確認したり、応急処置の方法を職員に指示したりしました。

映像通してやりとり:
「ちょっと痛がっていますけど、押さえていた方がいいですか?」
「それでぐっと押さえてもらって、血管を圧迫するような形でそのまま抑えてくださいね」

「映像」は現場に向かう救急隊にも共有され、到着後の迅速な対応につながるということです。

訓練に参加した職員:
「こちらがどういうことを伝えたいかがわかってくれていると思うので、安心して対応できるシステムと思いました」

松山東消防署・渡部和彦副署長:
「ケガの軽減であったり、消防隊が現場に到着した場合の、スムーズな活動の情報になると思っています」

「ライブ映像119」は、愛媛県内の6つの市で導入されていて、松山市では8月末までにすでに100件以上の利用があったということです。

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テレビ愛媛
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