愛媛県新居浜市の商業施設で3日、従業員や小学校の児童たちが参加して不審者への対応訓練が行われました。
不審者が刃物を振り回し暴れて店舗の従業員に襲いかかります。この訓練は、開催中の大阪・関西万博や来年開かれる全国植樹祭を見据え、テロの発生に備えるため行われました。
イオンモール新居浜では、不審者に扮した警察官が館内で突然刃物を振り回し暴れた想定で、従業員や近くの小学校の児童ら約140人が訓練に取り組みました。
従業員らが110番通報し、さすまたや買い物カートを使って不審者を威かく。到着した警察官がすばやく不審者を取り押さえました。
また不審者が館内に有毒なガスが発生する液体をまいた想定でも行われ、児童2人がガスを吸って倒れると、ほかの児童がすぐに110番通報しました。
参加した小学生の通報:
「毒物の可能性があります。いますぐ来てください」
この訓練では、警察と消防の化学防護服を着た部隊がガス検知器で危険度を測定しながら液体を除染。ガスを吸ったけが人を救助していきました。
参加した児童:
「(訓練は)万が一の時に役に立つと思いました」
「(不審者に)立ち向かわずにすぐ通報して逃げることが大切だと思いました」
児童たちは、このほか救命救急や不審者に手首をつかまれた際の対処も学びました。
新居浜警察署は不審なモノや人を発見した場合は、110番通報して安全を確保してほしいとしています。
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