交通事故で亡くなった男の子から種を託されたヒマワリの花が咲き、種まきをした園児たちが交通安全について学ぶ教室が、島根県大田市で開かれました。
園児:
いい種が出来ますように。
園児たちが水やりをしているヒマワリ。
2011年に京都府で交通事故で亡くなった当時4歳の男の子が生きていた証を残し、交通事故をなくしたいという両親の願いが込められています。
大田警察署では、男の子が育てていたヒマワリをあちこちで咲かせる『ひまわりの絆プロジェクト』を通じて託された種を受け継ぎ、5年前から近くの園児たちと一緒に育てています。
2025年も6月にまいた種が花を咲かせ、この日は園児たちが水やりをしたあと、ヒマワリの前で安全な横断歩道の渡りかたを学びました。
園児:
手を上げて渡る。
大田警察署交通課・渡野翔輝巡査部長:
「幼稚園くらいのお子さんですと、保護者が意図しないタイミングで道路に飛び出してしまうことなどが考えられるので、保護者がお子さんの行動を注意深く観察し、悲惨な交通事故を防ぐために対策をとってほしい。
大田警察署では10月、ヒマワリの種を収穫し、犯罪被害者の支援イベントや交通安全の啓発イベントなどで配布することにしています。