暑い日が続くことから、水遊びをする機会もまだあるかもしれません。
こうしたなか、水の事故を防ごうと服を着たまま海や川でおぼれた時の対処法を学ぶ、着衣泳の講習会が島根県松江市で開かれました。
松江市の屋内プールであった着衣泳の講習会。
水の事故から命を守るための啓発活動に取り組む日本赤十字社が松江市の義務教育学校、玉湯学園からの依頼を受けて開きました。
講習会ではまず、7年生54人がジャージやトレーナーを着た状態でプールの中へ。
服を着たままだと服が水を吸ってしまい動きにくくなることを体感したあと、着衣に適した泳ぎ方を教えてもらいました。
このほかにもペットボトルにつかまって浮かぶ方法や、溺れている人を助ける場合は水に入らずに近くにある物を投げることなどを学びました。
警察庁によると、2024年に水難事故にあった1753人のうち1割以上にあたる191人が中学生以下の子どもでした。
生徒:
泳いで助けるというよりも、姿勢を低くして長い棒を使って助けるということが分かってよかった。
日本赤十字社水上安全法・松本祥一指導員:
水の事故防止というのが、落ちてからどうするということも伝えたが、何よりも事故を起こさないような行動をとっていただきたい。
日本赤十字社は、水遊びをする際はライフジャケットを着用することや子どもから目を離さないことなど注意を呼びかけています。