後ろのバンパー部分が壊れ、ドアにも複数の傷が残る黒い車。衝突事故を起こした車両です。
その事故の瞬間をカメラが捉えていました。
黒い車はスピードを落とすことなくバックで進み、そのまま車や店舗に激突。
目撃者への取材により、黒い車は動画が撮影される前から異様な動きをしていたことが分かりました。
現場は北海道・北見市を通る国道39号線。
8月25日の午後3時半ごろ、この道を車で走っていた男性が問題の黒い車と遭遇しました。
目撃者:
運転が怪しい、あおり運転をしているような形の車を確認して、その走行車両を追い越しつつルームミラーで確認していたら、追突事故しているのが分かりまして。停車するのかと思ったのですが、逃走するような形に見えたので。
黒い車は事故を起こしても停車することなく脇道に入ったため、目撃した男性はUターンして追跡。すると…。
目撃者:
(脇道の先で黒い車が)停止しているのが見えたので、私の方も停止して(車を)降りようしたところ、(黒い車が)バックで私の車両にぶつかって。
黒い車は目撃男性の車にバックで2度衝突したあと、さらに国道39号線に向かって暴走し、3台目の被害車両となるシルバーの車と衝突。
さらに、寿司店の壁に衝突して、ようやく停車したのです。
事故直後に撮影された画像で警察官と話している男性。
目撃者によると、この人物が事故を起こした黒い車を運転していたといいます。
目撃者:
60代から70代ですかね。(Q.運転手の様子)ごくごく普通です。事故をしたのか、していないのかわかっていないような。悪く言えばボケーッとしてる感じです。
黒い車の男性は警察の調べに対し、「パニックになった」と説明しているといいます。
事故直後のアルコール検査で異常は検知されなかったということで、警察は、男性が暴走した詳しい経緯を調べています。