鹿児島県霧島市の黒酢メーカーでは黒酢の秋仕込みが始まりました。

専用のつぼがズラリと並ぶつぼ畑。

「黒酢」という名称を使い始めて、2025年で50年の節目を迎えた鹿児島県霧島市福山町の坂元醸造です。

霧島市福山町では、先月の大雨で大きな被害がでました。

坂元醸造では黒酢や施設への被害はなかったものの、周辺の道路が寸断され、従業員が土砂を取り除く作業に当たったそうです。

そんな中、1日から始まった黒酢の秋仕込み。

職人4人が1組となって、原料の蒸した米と米こうじに地下水を入れて混ぜ、最後に米こうじでふたをする4つの工程はすべて手作業です。

9月とはいえ厳しい日差しが注ぐ中、職人たちは汗を流しながら作業を進めていました。

坂元醸造・醸造技師・原野洋和さん
「8月の大雨での被害も多少はあったが、無事きょうから仕込みをできることができました。仕込みができることに感謝したいです」

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。