物価が市場予想を上回る伸びとなる中、長期金利が上昇傾向を強め、一時、約17年ぶりの高い水準をつけました。

7月の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2024年の同じ月より3.1%上昇しました。

「コメ類」の上昇率は90.7%と、高い水準が続いているほか、チョコレートや鶏肉も上昇が目立ち、食品の値上がりが全体を押し上げました。

こうした中、日銀が政策金利を引き上げる「利上げ」に動きやすくなるとの見方が強まっています。

長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りは一時、1.615%まで上昇して約17年ぶりの水準をつけました。

長期金利の上昇は、住宅ローン固定金利の引き上げにつながる可能性があり、暮らしへの影響が注視されます。

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