イスラエルのネタニヤフ首相は21日、イスラム組織ハマスの武装解除などを条件に、戦闘終結に向けた交渉を始めると発表、圧力を強めています。
さらに、イスラエルはパレスチナ自治区ガザの非武装化などを求めていますが、ハマスはこれらの条件を拒否しています。
ネタニヤフ首相はガザ市の制圧作戦を承認する方針も明らかにしていて、交渉に向けてさらに圧力を強めた形です。
こうした中、FNNは食糧不足が深刻化するガザ地区に支援物資を投下するヨルダン軍に同行しました。
支援物資の中には、サラダ油にまめ、パスタにコメなどの食料品が入っています。
上空から見たガザ地区は色を失った街のようで、イスラエル軍による攻撃の激しさが見てとれます。
この日投下されたのは食料約10トン分です。
ガザ地区では7月以降、こども37人が栄養失調で死亡するなどしていて、国連は支援物資の投下だけでは足りないと警告しています。