岩手県教育委員会では、県立高校の再編計画について意見を聞き取る会合を、8月20日から各地で開いています。
21日の宮古市での会合では「学科の集約には配慮が必要」との意見が出されました。
21日の宮古地区の会合には、山田町の佐藤信逸町長や田野畑村の佐々木靖村長など19人が出席しました。
県教委では8月5日に2026年度以降を対象とする県立高校の再編計画の当初案を公表しています。
21日の会合はその当初案について意見を聞くためのもので、県教委は、高田と久慈翔北、それに大船渡東にある水産系の学科や調理師養成施設の機能を、2028年度に宮古水産に集約する方向性などを説明しました。
この方向性について出席者から目立った反対意見はなかったものの、生徒を受け入れる寮や下宿を確保しなければならないとの声や、保護者の負担に配慮が必要との声が出されました。
宮古市 多田康副市長
「あまりにも範囲が広いし公共交通もだいぶ細い所もあるので、そういう点でしっかり全地区において丁寧な説明をこれからしてもらえれば」
県教委では8月29日まで各地で意見を聞く会合を開くことにしています。