参院選の落選を受け行われた自民党県連による地域支部へのヒアリングは2日目を迎え、大票田の富山1区からは田畑裕明衆院議員による不適切な党員登録問題が票を減らす要因となったとする意見が出されました。

ヒアリングは、先月の参院選で、当時自民党現職で公認候補だった堂故茂さんが落選したことを受け、党勢立て直しのため開かれたものです。

2日目の21日は県東部の地域支部が対象で、このうち、大票田の旧富山市にあたる富山1区の会合には、県議など13人が出席しました。

ヒアリングは冒頭以外非公開で行われましたが、出席した富山市連の中川忠昭支部長によりますと、参院選の落選は、20代から40代の若い世代に届く政策を打ち出せなかったことが敗因だとする意見が出されたということです。

*自民党富山市連 中川忠昭支部長
「20、30、40代が投票率を伸ばした我々の想像以上にそのことが掴みきれなかった」
「従来の選挙スタイルをやっていたが、通じなかったのではないか」

また、富山市全体では堂故さんの得票が国民民主党の庭田幸恵さんを2万1000票あまり下回りましたが、この要因について、田畑裕明衆院議員の不適切な党員登録など一連の問題が影響したとする意見も出されたということです。

*自民党富山市連 中川忠昭支部長
「個人的な考えもあるし、どの程度影響があるかは計り知れないが、かなりあるだろうと考えている」

その上で、中川支部長は、空席となっている衆院選富山1区の支部長について、協議してなるべく早く決めたいと述べました。

富山テレビ
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