2025年6月に開催されたアームレスリングの全日本選手権で優勝し「4階級制覇」を達成した山形市の男性が、吉村知事に大会の成果を報告した。
21日に県庁を訪れたのは、山形市のアームレスリングチーム「SAFARI」の代表を務める植松政憲さん(44)と、チーム所属で米沢市出身・徳重碩さん(28)の2人。
2人は2025年6月に栃木で開催された「全日本アームレスリング選手権大会」に出場し、植松さんは左腕の80キロ級、徳重さんは左腕の無差別級でそれぞれ優勝し、9月にブルガリアで開催される世界選手権への出場が決まった。
左腕の無差別級に出場した徳重さんは、2024年に続いての優勝で大会2連覇。
一方、植松さんはこれまで左腕の70キロ級・75キロ級・90キロ級で優勝し、今大会は4階級制覇を目指して80キロ級に挑戦した。
過去に二度、決勝で涙を飲んだ因縁の階級だったが、見事、雪辱を果たし大会史上初となる左腕の4階級制覇を成し遂げた。
吉村知事は「世界の舞台で全力を出してほしい。みんな応援しています」と、2人に激励の言葉を贈った。
(植松政憲さん)
「世界でも日本は強いんだぞと見せつけられるように。そして、全日本で戦った選手
たち、応援してくれる人たちに感謝をしながら、全力で優勝を目指して頑張りたい」
世界選手権は9月10日からで、2人は上位進出を目指す。
<世界選手権の出場階級>
植松さん マスターズ・左腕90キロ級
徳重さん シニア・左右それぞれの110キロ級
ブルガリア世界大会の参加費は「自己負担」。
費用は渡航・宿泊費で1人60万円かかるとのことで、現在、クラウドファンディングで支援を募っている。