プレスリリース配信元:株式会社マーキュリー
不動産ビッグデータとAI等のテクノロジーを活用し、不動産マーケティングプラットフォームを提供する株式会社マーキュリー(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:陣 隆浩、証券コード5025、以下「当社」)は、独自視点で業界の動向を発信しております。
近年の不動産市場では、首都圏だけでなく関西エリアにおいてもマンション価格の高騰が顕著になっています。今回は、関西エリアの中古マンションに焦点を当て、2024年以降に関西2府4県で中古流通した中古マンションの流通住戸価格からその物件の中古物件平均価格を割り出し、中古物件平均価格が1億円以上のマンションの中から平均価格が高い順に50物件をランキング形式で掲載しました。
■上位は平均価格が2億円超
中古流通価格から換算した物件平均価格が最も高かったのは、京都市上京区の「ザパークハウス京都鴨川御所東」で2億7,890万円でした。以下、平均価格2億円を超える物件が計4物件、平均価格が1億5,000万円超になると計17物件ありました。尚、平均価格が1億円以上の物件は50位以下も含めると97物件ありました。
■値上がり率が高い物件が多いのは京都
上位50物件の中で、新築時からの値上がり率が最も高かったのは「レスタージュ御池高瀬川」の+346.2%(新築時価格の約4.46倍)でした。その他にも同じ中京区の物件が上位にランクインしています。新築分譲当時の平均価格が3,000万円台からと割安だったことに加えて、その後の同エリアの相場上昇率が非常に高いことが要因です。
■京都は中心部、兵庫は高級住宅地、大阪は梅田周辺タワー
ランキング上位を見ると、価格が高いマンションでも、エリアによってその特徴は大きく異なります。京都府では京都御所の周辺、兵庫県では芦屋、夙川といった高級住宅地、大阪府は梅田周辺のタワーマンションに高額物件が集中しています。
■築浅でも価格は大きく上昇
ランキング上位の大阪周辺のタワーマンションは、今年竣工の「ジオタワー新町」が+52.6%(約1.53倍)、2024年竣工の「ブリリアタワー堂島」が+83.3%(約1.83倍)など、竣工後2~3年の築浅物件でも+50%(新築時価格の約1.5倍)以上の価格になっている物件も多く、特にタワーマンションはここ数年で急激に価格が上昇していることが分かります。
■好立地&広面積かタワーが上位に
中古マンションで物件平均価格が1億円を上回るような高価格物件の傾向として、1つはもともと立地条件が良く、新築分譲時に広い面積プランで供給されていた物件(面積が広いので価格も高い)と、タワーマンションの2パターンに分類することができます。
■相場急騰の兆しも
特にタワーマンションでは、新築で分譲されるタワーマンションの価格がここ数年で大きく上昇しており、それに引っ張られる形で中古相場も大きく上昇しています。海外含めた富裕層の資金が流入するなど、購入する顧客層に変化が生じていることも要因の一つとして挙げられ、今後は首都圏と同様に都心部の局地的な相場の急上昇に端を発し、周囲に伝播する形で周辺地域の相場上昇につながっていくことも十分考えられます。
・Realnetマンションサマリの新築分譲マンションデータと中古マンションデータを基に算出
・関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)で2024年1月~2025年3月に流通した、流通時点における築年数が20年以内の中古マンションが対象
・投資用物件は除く
・期間中2戸以上流通した物件に限る
【マーキュリーについて】
当社は、1991年の創業以来「不動産ビッグデータ」を武器に、事業を展開してきました。
「Big Data × Technology で不動産の未来は私たちが動かす。」をビジョンとして掲げ、近年は従来のビッグデータに、AI等のテクノロジーを用いて不動産マーケティングプラットフォームを提供しております。
これからも高品質なサービスを提供し続けることで、更なる顧客満足と事業の拡大を目指します。そして不動産ビジネスに関わるあらゆるステークホルダーの最良の選択の為に「確信」を届けてまいります。
【会社概要】
会社名:株式会社マーキュリー
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル42階
URL:https://mcury.jp/
代表取締役:陣 隆浩
設立年月:1991年5月
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