2025年10月に行われる浜田市長選挙の立候補予定者が、別の立候補予定者に対し選挙の「事前運動」をしているとして公職選挙法違反の疑いで刑事告発したと、8月20日に明らかにしました。
刑事告発したのは、浜田市長選挙に立候補を表明している市民オンブズマンはまだ代表の有田康夫氏です。
有田氏は20日に浜田市役所で記者会見を開き、同じく市長選に立候補表明している元浜田市議の西川真午氏が、自身のYouTubeやSNSで、公職選挙法で禁止されている「選挙の事前運動」をしていると主張。
浜田警察署に公職選挙法違反の疑いで告発状を提出し、受理されたと発表しました。
有田康夫氏:
今回正式にきょう受理していただきましたけども、このことは単なる警告で済まされるレベルではない、刑事事件として捜査する必要がある事案だということが、警察が判断したことの証だと思われます。
有田氏は、西川氏がSNSなどで「市長選に向けた決起集会の開催の告知」や「自身への投票を促す言動」をしたと指摘し、これらが「選挙の事前運動」にあたるとしています。
一方、告発された西川氏は、TSKの取材に対し「公職選挙法に基づいて、選挙運動ではなく、政策を知らせる政治活動いう位置付けで行なっている。警察から聴取があれば真摯に対応する」とコメントしています。
また、浜田市選挙管理委員会は、公選法に違反するか判断する立場にないとしたうえで、告発にあたって有田氏から相談を受けていたとし、西川氏の活動は「一般論として事前運動にあたる恐れがある」という考えを有田氏に伝えていたということです。