映画「遥かな町へ」がついにクランクインです。
豪華な出演陣が発表され、作品の舞台となる鳥取・倉吉市で8月20日から撮影が始まりました。
映画「遥かな町へ」の原作は、鳥取市出身の漫画家・谷口ジローさんの代表作で、48歳の主人公が昭和30年代の倉吉市にタイムスリップ。
失踪した父親の秘密に迫るノスタルジーあふれるドラマが描かれます。
舞台となる倉吉市で20日、撮影開始を前に記者会見が開かれ、出演者が発表されました。
主人公で48歳の中原博史役を大谷亮平さんが務めるほか、キャストには戸田菜穂さんや滝藤賢一さんといった有名俳優が名を連ねます。
主人公・中原博史役 大谷亮平さん:
鳥取に来たのも初めてのことでした。それだけでも喜ばしい。その鳥取の地で「遥かな町へ」という本当に素晴らしい作品を皆さんと一緒に撮影できることを非常にうれしく思っております。
また、タイムスリップ後の主人公を演じるのは及川桃利さん。
中学時代のクラスのマドンナ、長瀬智子役は磯谷萌々子さん。
2人はオーディションで選ばれました。
14歳の主人公・博史役 及川桃利さん:
絶対に僕は博史になるという気持ちでオーディションに行った。合格の知らせを聞いたときはピョンっと飛び跳ねました。
マドンナ・永瀬智子役 磯谷萌々子さん:
制服姿を見て自分でも似合ってると思ったので、受かって本当に嬉しい。
メガホンを取るのは「RAILWAYS」や「白い船」など島根を舞台にした作品で知られる出雲市出身の錦織良成監督です。
錦織良成監督:
倉吉の街に来たら昔良かったものをきちんと残しながら発展していかないといけない、懐かしい未来を創造していかないといけないと思った。倉吉から日本の心を発信するつもりで頑張りたい。
映画は20日からクランクイン。白壁土蔵群の前で、48歳の博史が倉吉市を訪れた場面などが撮影されました。
撮影は、倉吉市を中心に県内各地で9月末まで続き、2026年秋に全国で公開される予定です。