米子市のスーパー、「ファミリーストアいしかわ」が2025年9月10日限りで営業を終了し、岡山県のスーパーチェーン「マルイ」に事業を譲渡することが分かりました。
「ファミリーストアいしかわ」は1917(大正6)年に菓子類の販売店として創業、その後、青果や魚介類、一般商品の卸・小売りや飲料・食料品の製造、加工販売を手掛け、1979(昭和54)年にスーパーマーケットに転換しました。
最盛期には、米子市など鳥取県西部に5店舗を展開しましたが、2019年以降は現在の久米店1店舗に経営を集約していました。
運営会社の「いしかわ」によると、競合店の進出が相次ぐ中、商品価格や人件費、物流費などの高騰により、経営環境が悪化、地域の買い物環境維持のためにも、岡山、鳥取、島根の3県に20店余りを展開するマルイへの事業譲渡が最善と判断したということです。
「いしかわ」は9月10日に営業を終了し、11月ごろ、「マルイ久米店(仮称)」として営業を再開する予定です。
マルイは店舗やテナントなどの施設を引き継ぐほか、従業員50人のうち、希望者について雇用を継続することにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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