大阪府の吉村知事は20日の定例記者会見で、コンビニエンスストアの「ミニストップ」の大阪を含む関西などの一部の店舗で、店内で作られた「手づくりおにぎり」などで消費期限を延長して販売したり、店頭に出した商品に消費期限を延ばしたラベルを張り直したりしていたことについて、「そう遠くない将来、立ち入り調査をして、事実を認定したうえで必要な行政処分を実施する」と述べました。

■吉村知事「再発防止が重要 非常に残念に思います」

【大阪府 吉村知事】「口にするもの、食べ物ですから、食品表示法違反の疑いがあるということ。これはあってはならないことだと思いますし、きちんと原因を究明して、再発防止することが重要だと思います。

ミニストップからの申告があった上で、今回こういった事態になったということは非常に残念に思いますし、もうこういったことがないようにしていかなければならないと。

府において、保健所において、立ち入り調査をする予定にしています。事業者として法律を守り、そして食の安全・安心、これが最も大切ですから、それを守ってもらい、守ってもらいたいと思います。

コンビニのおにぎりやそういったものっていうのは、日常生活の中に溶け込んでいるものですから、食の安全・安心ってのは非常に重要です。

大阪府としても、保健所の立ち入り調査も含めて、再発防止、事業者に対してはきちんと指導していく予定です」

■調査や「行政処分」は?

(Q.立ち入り調査スケジュール感はどのような予定で?)
【吉村知事】「これについては、そう遠くない将来立ち入り調査を実施するということになると思います。立ち入り調査の日時っていうのは公表しないんですけれども、そう遠くない将来に対して調査をするということになります。

(Q.調査結果によっては、例えば行政指導ないし、営業停止などの行政処分といったことは視野に入るのか?)
【吉村知事】「これも法律に基づいて執行していきますので、この事実を認定した上で、適切に必要な行政処分を実施するということになると思います。

現状において、健康被害が出ていないということも聞いています。その事案の性質等も踏まえた上で、適切に行政として法執行していくということになります。

きちんと指導して、こういったことが二度と起こらないように、指導していきたいと思います」

関西テレビ
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