道路の改修工事などの入札に関する情報を建設業者に漏らした罪に問われている大阪府忠岡町の元町長の裁判が始まり、元町長は起訴内容を認めました。
忠岡町長だった杉原健士被告(64)は、去年、道路の改修など町が発注した4件の工事の入札を巡り、最低制限価格などを事前に複数の建設会社に漏らし入札を妨害した罪に問われています。
杉原被告は20日に行われた初公判で起訴内容を認めました。
検察は、冒頭陳述で「落札できない状態の続いた業者が、杉原被告の町長当選を機に入札を考え、杉原被告は、業者の求めに応じて価格を教示した」と指摘しました。
また、建設会社の社長ら3人も裁判で起訴内容を認めました。