大阪・ミナミのビル火災で死亡した消防隊員2人の死因が、酸素欠乏による「窒息」だったことがわかりました。
18日、大阪市中央区のビルで火災があり、消防隊員の森貴志さん(55)と長友光成さん(22)が死亡しました。
警察は19日に司法解剖の結果、2人の死因は酸素欠乏による「窒息」だったと発表しました。
死亡推定時刻は、消防隊が現場に到着してから約10分後の午前10時10分ごろだということです。
大阪市の横山市長は、「2人が5階で消火活動中に天井が崩落して逃げ道が無くなったとみられる」と話しました。
消防によると、火災が起きたビルは2023年の立ち入り検査で、火災報知器の設置に不備があるなど6つの項目で法令違反があり、その後、ほとんど改善されていなかったということです。
大阪市は21日にも事故調査委員会を立ち上げる方針です。