東北電力の女川原子力発電所は機器の交換のため、8月21日ごろから10日間ほど運転を停止します。
女川原発2号機の原子炉格納容器では、重大事故が発生した際に水素濃度を監視する機器に原因不明の不具合が生じていました。
5月から6月にかけて、4台の機器のうち2台が異常な数値を示していましたが、放射性物質の漏えいは確認されていません。
東北電力原子力設備課 秋葉真司課長
「次回の定期事業者検査までの安全運転が重要。それに備えるためには全て新しいものを急ぎ調達して取り換える。取り外したものは詳細に分析・調査する」
東北電力は21日ごろから原子炉を10日間ほど計画的に停止し、機器の交換を行う予定です。
原発の一時的な停止に伴い、火力発電所の発電量を増やすため、燃料費が30億円ほど増加する見込みですが、電気料金がただちに上がることはないということです。