岩手県一関市は連日の猛暑と水不足で川の水位が下がっていることから浄水場の取水口付近の水位を確保するための工事を検討しています。
これは8月18日に開かれた高温・渇水対策本部の会議で報告されたものです。
報告によりますと、8月に入ってからの一関の降水量は17日までで28ミリにとどまっています。
この影響で磐井川から水をくみ上げている脇田郷浄水場では、取水口付近の水位が著しく低下しているということです。
現在(18日時点)の水位は約14センチで、安定した取水の目安とされる20センチを数日前から下回っています。
このため市は取水口付近に「土のう」を設置し、水位を20センチ程度に保つための工事を今週末に行う予定で検討を進めています。
脇田郷浄水場は市内中心部の約1万6000戸に水を供給しており、市は市民に対し引き続き節水を呼びかけています。