大阪府は、少子化の影響で府立高校の数を、今後15年間で現在の数から32校程度減らすのが妥当だとする試算をまとめました。
大阪府では少子化に伴って、府内の公立中学校を卒業する生徒の数と、府立高校の適正な数について試算を行っています。
大阪府によると、今春に卒業した生徒は約6万5000人でしたが、出生数から計算すると、15年後には4万9000人程度にまで減少することが見込まれています。
これを受け、府立高校の再編を進める大阪府教育庁は、今後15年間で、現在の136校から104校程度にまで減らすのが妥当だとする試算をまとめました。
試算は、18日に開かれた大阪府の総合教育会議で示され、今後、具体的な再編計画が検討されることになります。
大阪府の吉村知事は、「人口減少の中で、教育の質を高めながら高校再編・整備をやっていく」と話しています。