雲仙普賢岳の火砕流惨事を後世に伝えようと、被災した車両の長期保存に向けた新たな組織作りが行われることになりました。

雲仙岳災害記念館で17日に開かれた会議には、約10人が参加しました。

火砕流で被災した消防と警察の車両は、建屋内に保存されているものの、少しずつ劣化しています。

また、報道陣の取材車両と報道関係者を乗せていたタクシーは、野ざらしのため対策が急務です。

安中地区町内会連絡協議会 横田 哲夫 会長
「きちんとした形で残していただいて、後世に残していただければと思います」

安中地区まちづくり協議会 阿南 達也 会長
「是非ですね、これは残していきたいなと」

雲仙岳災害記念館 杉本 伸一 館長
「災害を知ってもらうということで大きな意味があるんで、まあどうにかして残していきたいなと」

地元とマスコミの労働組合で新たに「(仮称)保存する会」の立ち上げを確認し、資金調達などについて意見を交わしました。
 
樹脂コーティングを施された関東大震災の被災車両が野外展示されている例もあり、「会」は、この秋にも
専門家などを現地に招き、具体的な保存方法の検討に入ることにしています。

テレビ長崎
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